リスクアセスメント実践

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BIGDr.Worker/GSSMaker Worker Tool/作業者リスクアセスメント関連 

1.安衛法ハザード情報 検索早見表

リスク評価を行う場合にはまず、評価したい物質のハザード情報を収集する必要があります。
安衛法におけるリスク評価では、ハザード情報として「許容濃度」や「OEL(職業ばく露限界値)」が得られれば、 その値をそのまま「GSSMaker Worker Tool」「BIGDr.Worker」のハザード情報入力値(有害性参照値)として利用できますので、 許容濃度やOELの収集がポイントになります。 (通常は、NOAEL(最大無毒性量)等を収集した後、試験条件等を考慮したアセスメントファクターで除することにより、 有害性参照値を導出する必要があります。)
そこで、許容濃度やOELがどのデータベースに掲載されているのかを星取表形式でまとめた「検索早見表」を ご用意しましたので、ハザード情報の収集にご活用ください。
ハザード情報が掲載されているデータベースが見つかったら、そのデータベースに移動し、CAS番号でハザード情報を検索してください。
安衛法ハザード情報 検索早見表のリンクはこちら

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2.PROC(プロセスカテゴリ)の選び方

ここでは、GSSMaker Worker Tool、BIGDr.Workerの作業者ばく露シナリオを設定する際に必要となるPROC(プロセスカテゴリ)の 最新の解説表や選定支援フロー/チェックリストをまとめています。
そもそもPROCとは、EU REACH規則において作業者ばく露評価を行うために規定されているもので、 作業現場における計28種類の典型的な作業プロセスで構成されています。
例えば、PROC7は工業用スプレーを使う作業、PROC10はローラー・ブラッシング作業に対応付けられています。
GSSMaker Worker Tool、BIGDr.WorkerではこれらのPROCを選択し、その他の条件を設定することにより、 作業者のばく露量を推定することが可能となります。

(1) PROCに関する最新の解説表(2015/7/10改訂案)

REACH CSA Guidance R.12の最新の改訂案(2015/7/10改訂版)がEU ECHAより公表されておりますので、その一覧表を以下に示します。これまでのPROCの説明よりも詳しく解説されておりますので、PROCを選定する際の参考にしてください。

※本解説表は、EU ECHA(欧州化学品庁)が公開しているPROC解説表(PDFファイルのp.50)
に記載されているPROC解説表をみずほ情報総研が一部文言を補足しながら和訳したものです。

PROC No. 名称 説明及び例示
PROC1 ばく露の見込みのない閉鎖系プロセスにおける化学製品の製造・精製及び同等の閉鎖系プロセス
  • 化学産業の閉鎖系プロセスにおける化学物質や混合物の製造作業。
  • 本閉鎖系プロセスにおける物質の移し替え(充填や排出等)や閉鎖系でのサンプリングは、本PROCに含まれる。一方、開放系での物質の移し替え(充填や排出等)は、本PROCには含まれない。(※PROC8a/8b参照。)
PROC2 管理された状態での定期的なばく露を伴う閉鎖系(連続)プロセスにおける化学製品の製造・精製及び(他分野での)同等の閉鎖系プロセス
  • 化学産業の閉鎖系プロセスにおける(限定的な手作業が介在する連続プロセスでの)化学物質や混合物の製造作業。
  • (化学産業以外の産業における)化学産業と同程度の閉鎖系(連続)プロセスも本PROCに含まれる。
  • 本プロセスに関わる閉鎖系での物質の移し替えや閉鎖系でのサンプリングは、本PROCに含まれる。一方、開放系での物質の移し替え(充填/排出)は、本PROCには含まれない。(※PROC8a/8b参照。)
PROC3 管理された状態での定期的なばく露を伴う閉鎖系バッチプロセスにおける化学産業での製造・調合及び(他分野での)同等の閉鎖系プロセス
  • 化学産業の閉鎖系プロセスにおける(限定的な手作業が介在するバッチプロセスでの)化学物質の製造や混合物の製造作業。
  • (化学産業以外の産業における)化学産業と同程度の閉鎖系(バッチ)プロセスも本PROCに含まれる。
  • 本プロセスに関わる閉鎖系での物質の移し替えや閉鎖系でのサンプリングは、本PROCに含まれる。一方、開放系での物質の移し替え(充填/排出)は、本PROCには含まれない。(※PROC8a/8b参照。)
PROC4 ばく露する機会のある化学製品の製造
  • (ばく露を防止するための設計にはなっていない)化学物質の製造や混合物の製造作業。
  • 本プロセスに関わる閉鎖系での物質の移し替えや閉鎖系でのサンプリングは、本PROCに含まれる。一方、開放系での物質の移し替え(充填/排出)は、本PROCには含まれない。(※PROC8a/8b参照。)
PROC5 バッチプロセスにおける混合撹拌(mixing & blending)
  • 製造・調合セクターや化学品のエンドユースセクターにおける固体原料や液体原料の混合作業
  • 撹拌容器への充填または撹拌容器からの排出、サンプリングは、本PROCには含まれず、別活動として捉えられる。(※PROC8a/8b参照。)
PROC6 カレンダー加工
  • 昇温条件下における表面積の大きな表面に対する作業
  • 例:繊維、ゴム、紙のカレンダー加工作業
PROC7 工業用スプレー
  • 液体や固体を、圧搾空気や水圧または遠心分離等により大気中に放散(噴霧)する作業。表面コーティング、接着、表面処理(ポリッシャー)/クリーナー、エアケア製品、ブラスト噴霧を含む。
  • 「工業用」の意味 : 特定の作業技術を有した作業者が、監督下で作業プロセスに従事する場合を指す。あるいはエンジニアリングコントロールの下で、訓練された作業者により作業がなされている場合も該当する。
  • ただし、産業施設での作業を単純に意味するわけではない点に留意が必要。
PROC8a 専用設備を伴わない物質や混合物の移し替え(充填や排出)
  • ばく露を軽減するための専門的な技術的管理を伴わない状態での、容器やコンテナ、搬入設備、装置での大容量の化学物質の搬入・搬出作業
  • 例:積荷/積み下ろし、充填、投棄、袋詰め、計量
PROC8b 専用設備を伴う物質や混合物の移し替え(充填や排出)
  • ばく露を軽減するための専門的な技術的管理を伴う状態での、容器やコンテナ、搬入設備、装置での大量の化学物質の搬入・搬出作業
  • 具体的には、専用に設計された設備での大容量(数10kg以上)の化学物質の輸送を指し、ばく露は移送作業そのものというより付随作業等において主に想定される。
  • 本PROCにはタンカーでの積荷/荷卸しやドラム缶への充填作業等が含まれる。具体的な作業例としては、積荷/積み下ろし、充填、投棄、袋詰め、計量など。
PROC9 小容量の容器への物質や混合物の移し替え(計量を含む専用の充填ライン)
  • 排出された蒸気やエアロゾルの排出を捕捉し、漏出を最小化するために専用に設計された充填ライン作業。
  • サンプリング作業も含まれる。
PROC10 ローラー、ブラッシング
  • ペイント、コーティング、リムーバー、接着、クリーニング剤等の表面塗布作業。作業に伴い、しぶきによるばく露の可能性がある。
  • 本PROCには、柄の長い用具を用いた作業も含まれる。
PROC11 非工業用スプレー
  • 大気放散技術を用いた作業(液体や固体を、圧搾空気や水圧、遠心分離等により大気中に放散(噴霧)する作業)
  • 表面コーティング、接着、表面処理/クリーナー、エアケア製品、ブラスト噴霧を含む。
  • 「非工業用」の意味 : PROC7の工業的条件に合致しない場合に相当。非産業施設での作業を単純に意味するわけではない点に留意が必要。
PROC12 発泡品の製造における発泡剤の使用
  • 液体の混合物においてガスバブルを形成することにより、発泡品の製造工程を促進するための化学物質の使用作業
  • 連続プロセス、バッチプロセスいずれにも適用可能。
PROC13 浸し塗り(dipping)や注ぎ込みによる成形品処理
  • 浸し塗り(dipping)、注ぎ込み、浸漬(immersing and soaking)、洗い流し、物質による洗浄等の作業。
  • このPROCには、乾燥やめっき処理後の処理槽を取り扱う場合も含まれる。
  • 処理後の製品が使用されるライフサイクル段階については別途、考慮する必要がある。
PROC14 タブレット化、圧縮、押し出し、ペレット化、造粒化
  • 混合物や物質を成形化するプロセス。
PROC15 試験研究施設での試薬としての使用
  • 試験研究施設での小規模(1Lまたは1kg以下)な物質使用。
  • 試験研究施設や研究開発(R&D)施設での大規模な物質使用は工業プロセスとして扱うべき。
  • 本PROCには、質的にコントロールされたプロセスでの使用が含まれる。
PROC16 燃料の使用
  • 未燃焼の状態において限定的なばく露の可能性がある燃料(添加剤を含む)の使用作業。
  • 閉鎖系プロセスからの移し替え作業も含まれる。
  • 本PROCではPROC8やPROC9を別途考慮する必要はない。
  • 本PROCでは燃焼ガスヘのばく露は含まれない。
PROC17 金属作業プロセスにおける高エネルギー条件下での潤滑油の注入
  • 潤滑油が高い温度・摩擦条件に接するような金属作業プロセス。
  • 例えば、金属の圧延・成形プロセス、金属の掘削(drilling)や研削(grinding)など。
  • 本PROCには、潤滑油を容器に充填・排出する作業は含まれない。
PROC18 高運動エネルギー条件下での一般的なグリースや潤滑材の使用
  • 手作業工程を含む、高運動エネルギー条件下での潤滑剤やグリース剤の使用。
  • 本PROCには、潤滑油等を充填する作業は含まれない。
PROC19 手の接触を含む手作業工程
  • 手や腕へのばく露を伴う作業。
  • 個人用保護具以外にばく露を軽減しうる専用設備やばく露管理がなされていない場合が該当する。
  • 例えば、セメントの手動での撹拌工程、漆喰の製造工程、毛髪染料や漂白剤の混合工程など。
PRO20 小規模施設での機能性液体の使用
  • 機能性液体(熱や圧力の伝導流体など)の定期的な充填・排出作業。
  • 閉鎖系システムへの機能性液体の移し替えも含まれる。
  • 例えば、モーターやエンジンオイル、ブレーキ液及びこれらの家庭向け用品の充填・排出作業。
  • 本PROCではPROC8やPROC9を別途考慮する必要はない。
PROC21 マテリアルや成形品と結合した物質の低エネルギーでの機械操作(manipulation)や取扱作業
  • 材料や成形品の手作業による切断、冷間圧延、組み立て・分解など。
  • 本PROCは、金属等の塊状の物体の取り扱いや移動作業にも適用される。
PROC22 大幅な昇温条件下における鉱物や金属の製造・加工
  • 製錬所(smelters)、溶鉱炉、精錬所(refineries)、オーブン等における作業。
  • ただし、鋳造(casting)、湯出し(tapping)、ドロッシングは本PROCには含まれない。
  • また、温度が下がり、冷えた原料を取り扱う場合には、PROC21やPROC26に該当する。
PROC23 大幅な昇温条件下における開放系での加工・移し替え作業
  • 製錬所(smelters)、溶鉱炉、精錬所(refineries)、オーブン等における鋳造(casting)、湯出し(tapping)、ドロッシング作業。
  • 温度が下がり、冷えた原料を取り扱う場合には、PROC21やPROC26に該当する。
PROC24 マテリアルや成形品と結合した物質の高エネルギー条件下での(機械的)作業
  • 物理的に高温または高い運動エネルギーが物質に対して加えられている状態。
  • 例えば、熱間圧延作業、加熱成形作業、研削作業、機械的な切断・掘削・研磨・剥離作業等が該当する。
PROC25 その他の高温条件下での金属作業
  • 溶接作業、はんだ付け作業、ガウジング作業、ブレージング(ろう付け)作業、ガス切断作業等
PROC26 常温下での固形の無機物質の取扱作業
  • 粉末状になりうる状態での鉱石、精鉱、金属、その他の固形の無機物質(塊状ではない)の移し替えや取り扱いの作業。
  • 本PROCでは、PROC8a、8b、9(いずれも移し替え作業)を別途考慮する必要は無い。
  • 塊状の物体を取り扱う場合には、PROC21に該当する。
PROC27a 金属粉末の製造作業(高温工程)
  • 高温冶金(乾式)による金属粉末の製造作業
PROC27b 金属粉末の製造作業(湿式工程)
  • 高温冶金(電解式、湿式)による金属粉末の製造作業
PROC28 機械の手作業によるメンテナンス作業(クリーニングや修理)
  • 上記のいずれのカテゴリーにも属さない、使用時のメンテナンス作業。
  • 例えば以下のような事例が含まれる。
    • 閉鎖系システムではあるが、そこを開放し、定期的にクリーニング作業を行う場合
    • シフト式又は低い頻度で実施されるような、一般的に専門的/分離方式のクリーニング作業
    • 機械周辺にある飛沫の除去、フィルターに付着した原料やフィルターそのものの除去
    • 直接的には「機械周辺」とはいえないフロアの清掃。例えば、粉末製品を扱うために粉末がフロアに落ちているため清掃が必要な場合など。
PROC0 その他

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3.混合物リスク評価手法(登録ユーザー限定)

会員企業より要望の高い混合物のリスク評価手法について、ガイダンスを作成しました。

4.BIGDr.Worker/GSSMaker Worker Toolを活用した作業者リスクアセスメント実践の流れ(登録ユーザー限定)

安衛法改正対応などの作業者リスクアセスメントを実施するため、BIGDrの各種支援機能の活用方法をQ&A形式でまとめております。

GSSMaker統合版 / GPS/JIPS関連

  • 1.リスク評価からGSS作成までの流れ(登録ユーザー限定)

    GSSMaker統合版を活用して有害性情報の収集、ばく露評価、リスク評価、安全性要約書作成までの流れをまとめたものです。

  • 2.TRA計算においてRCR>1となった場合のチェックポイント(登録ユーザー限定)

    GSSMaker統合版を活用してリスク評価を行った結果、RCR>1となった場合の対象方法をチェックポイント形式でまとめたものです。

  • 3.キースタディからの有害性評価値の算定方法(登録ユーザー限定)

    環境リスク初期評価(環境省)、初期リスク評価書(NEDO/NITE/CERI)、SIDS(OECD)のリスク評価書から有害性評価値(GSSMaker統合版における有害性に関する入力データ)を算定する方法をまとめたものです。

  • 4.ECETOC TRA ToolのFAQ日本語訳

    ECETOC TRA ToolのFAQを日本語訳にしたものです。
    この日本語訳は、日化協が一般社団法人 日本化学物質安全・情報センター(JETOC)に作成を委託したものです。
       ECETOC TRA ToolのFAQ日本語訳 

  • 5.GSSMakerのQ&A(登録ユーザー限定)

    GSSMakerの使用方法に関するQ&Aをまとめたものです。